【飲酒運転はダメ!!】缶ビール1本飲んでアルコールが分解されるまで何時間?

Gen Sugai
May 24, 2016

--

「CyclingEX」に掲載されていた記事ですが、わけあってこちらに移転します。

サイクリングでいい汗をかいたあとのビール、おいしいですよね〜。

しまなみ海道のサイクリングで今治に着いたら、やっぱり焼鳥とビールです。

MTBレースの後、輪行で帰る駅のベンチで飲むプレモルも格別!

先日も、ライドの後に我慢できず、フレッシュネスバーガーでちょい飲みしちゃいました。自転車を家にしまってからですけどね。

さて、アルコールを摂取してから分解されるまで、どれくらいの時間がかかるのでしょうか。「All About」には下記のような記事がありました。

アルコールの分解スピードには個人差がありますが、少なく見積もると体重1kgに対して、「1時間に0.1g」分解されることになります。つまり体重70kgの人でも、1時間に分解できるアルコールは7g。缶ビール1缶分のアルコールを分解するには2時間かかる計算になります(計算式は後述)。

情報源: アルコールの血中濃度と分解スピード [飲酒・アルコール] All About

お酒メーカーも、こんなコンテンツを用意していたり。

下図は、お酒に強い中年男性がビール350ml缶を1、2本飲んだ場合の、血中アルコール濃度の変化を示したグラフです。アルコールが体内に入ってから30分後に血中アルコール濃度はピークを迎え、ビール350ml缶1本に含まれるアルコールが完全に抜けるまでには約2~3時間かかることがわかります。しかし、代謝時間には個人差があるため、何時間経過すれば必ずアルコールが抜ける、ということは一概にはいえません。

情報源: アルコール代謝の仕組み | 知っておこう!上手な飲み方、付き合い方 | サッポロビール

アルコールが体から消えるまでの時間は個人差があるため、また体内から完全に消失した後もしばらくはアルコールが乗り物の運転に影響を及ぼすため、アルコール・薬物3学会は、「飲酒したら運転するまでに[摂取アルコール(g)÷4]時間以上待つ」というガイドラインを出しています。ビール中びん1本には20g(500ml×0.05×0.8)のアルコールが含まれているので、飲んだ後は20÷4=5時間以上運転してはいけません。

情報源: 飲酒運転は絶対だめ | 知っておこう!上手な飲み方、付き合い方 | サッポロビール

駅のホームでプレモルも500ml缶を持っている写真がありますが、これを飲んでから5時間以上は、もちろん自転車であっても運転してはいけないということになります。

気をつけたいのが、泊まりのサイクリングなどでの宴席における深酒。

アルコール健康医学協会のWebサイトには下記のような記述がありました。

例えば深夜までお酒を飲んでいて、3~4単位のアルコールが体内に残っている場合、アルコールが身体から抜けるまでには約9~13時間かかると考えられ、翌日の午前中はお酒が抜けていないことになります。飲酒した量だけ、代謝には時間がかかるのです。

情報源: 飲酒運転防止 -公益社団法人アルコール健康医学協会-

以前、サイクリングに関わるとある仕事を手伝っていたときには、「翌日の始業○時間前を過ぎたら飲まない」という内規が定められていました。個人的には当然のことだと思いましたが、お酒が好きな人にとってはたいへん厳しい内規だったみたいです。

なお、自転車には飲酒運転の罰則規定がないと勘違いしている人がときおり見受けられますが、それは正確ではありません。

「自転車での”酒気帯び運転”」には罰則がありませんが「自転車での”酒酔い運転”」には罰則があります。また、 「罰則がない=許されている」と理解している人は、運転免許を返上しましょう!

リンク: 自転車だって飲酒運転はNG! だけど「酒気帯び運転」の罰則ナシってどういうこと? | clicccar.com

第65条 第1項何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない。

[最終更新:2022/3/3]

Originally published at https://www.cycling-ex.com on May 24, 2016.

--

--

No responses yet